ドアを開け、目の前に立っていたのは若い小柄なフィリピーナでした。

若い、どちらかというと幼いという表現のほうがぴったりな容姿のその女性は

「Jです。」

とにこやかに挨拶をしてくださいました。
こういった場面は慣れているようですね。


僕のほうは緊張していたので、なかなか言葉がでてきませんでした。
自分で用意していた挨拶の文面を思い出し、たどたどしく自己紹介をはじめました。
しかし、3分も話しているとたちまち発音と文法の間違いを数カ所指摘され、言葉に詰まってしまいます。


そうです、グループレッスンと違ってマンツーマンだと逃げ場がないんですね!
これが!( ̄▽ ̄)

(あらかじめ先生と相談して学びのスタイルを決めとくといいと思います。)
ex 文法の間違いがあっても最後まで話させてほしい、等


22歳(後でしったのですが)の日本だと大学生の年齢の女性の前でいい歳の大人がオドオドしているのはみっともないよなあと思い、一生懸命話そうとするのですが、焦りでますますトチってしまいます。


しばらく僕1人で四苦八苦していると、突然先生はおもむろに立ち上がり、ついてきてほしいという仕草をします。


なんだ、なんだ? アヒルの子供のように先生にピタッとついていくと近くでヒマをしている先生の教室に入っていきます。
そこでJはいきなりその教師と自己紹介をはじめました。


なーるほど(*^^*)
マネしてやってみろということですね!
さすがに目の前でしてもらうと、コピーするのはたやすいですね。

なんとか、やり終えると僕以上に先生もホッとしたようでにこやかに微笑まれていました。


後で聞いたところやっぱり先生も最初に生徒と会う時は不安があるそうです。 ◁そうでしょうね!(◎_◎;)


そんなこんなでなんとか最初の授業が終わりました。
ありがとう! と先生に何回もお礼を行ったのも束の間、10分後には次のクラスが始まります。

最初の1日はそういう状況が6回繰り返され、1日の最後には頭がパンクしそうでした。

自己紹介に関してはかなりの知識をもつようになりましたが!(笑)