フィリピンで暮らしていて強く感じることの1つに「物の値段」と「人の値段」=「人件費」における逆転した状況があります。


つまりフィリピンでは人件費が安いために「物の値段」がすごく高く感じられます。


ガードマンのオジさんの12時間の夜勤の日当は320ペソです。


これは地元のファーストフード店で男1人で腹一杯食事をすると、なくなってしまう金額です。


僕が体調を崩して医者に処方してもらった薬は3日分、1日3回で1100ペソしました。

日本で生活をして「人件費」が「物の値段」より高いのが当たり前の感覚に慣れていると、これはとても戸惑います。


日本で1晩働いた後、牛丼屋で腹一杯メシを食べるとその日の稼ぎが全部失くなる、想像できるでしょうか?(>_<)


発展途上国であること、つまり通貨が弱いので人件費が安くなる一方、国際価格が根幹にある物との間に乖離がおきている状況ですね。

もちろん、現地では地元の人の知恵も目の当たりにしました。


お金を使わないで生活する方法や安くても美味しい物などもあります。


しかし、気軽に病院にいけないこと、電気代や水道代の支払いに月収のほとんど半分を使ってしまう人がいることなど、とても愉快な状況とはいえません。

しかし、近年その状況が変わってきつつあるとのことです。


英会話学校の教師に代表される外貨を獲得できる人が国内で徐々に増えてきたんですね。


次回から、今現在のフィリピンの経済に焦点を絞った記事をいくつか書きたいと思います。


拙いリサーチですが、乞うご期待!(笑)